皆さんは
スーパーサイズミーという映画をご存じでしょうか？
(ＤＶＤの画像を引用)
この映画は2004年にアメリカで公開されたものです。
この頃にアメリカの女子高生２人が
マクドナルドの食べ過ぎで太ったとして、マクドナルド社を相手に裁判を起こします。(食べ過ぎて太ったという証拠を示せなかったため、訴えは退けられました。)
監督のモーガン・スパーロック自身が
１日３食、30日間マクドナルドだけ食べ続けたらどうなるのか
というのを自身で実験したドキュメンタリー映画です。
映画を見ての感想を述べますので、多少のネタバレを含むのをご了承ください。
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実験の動機
モーガンが実験の動機として挙げていたのは、上記の女子高生の裁判も去ることながら、アメリカ全土で蔓延する肥満が急速に拡大しているという背景がありました。
モーガンはあまり外食をせず、母親の家庭料理で育ちました。
外食はお金だけでなく、くびれまでなくなる
と皮肉っているほどで、外食、特にファストフードが健康にとって悪い食べ物なのか疑問を抱いていました。裁判の動向にもいち早く注目していました。
映画の内容
多少のネタバレを含むので、注意してください。
実験を始める前のモーガンは
身長188㎝で体重は84キロ、体脂肪率11パーセント、ＢＭＩ指数23
実験前の身体測定では、アメリカ人の平均を大きく上回り(実験当時モーガンは33歳)
協力を依頼した医師からも
極めて健康である
とお墨付きをもらいました。
この実験のルールは
- 水を含め、30日間マクドナルドに売っているものだけしか食べてはいけない
- スーパーサイズ(日本のＬサイズの何倍もある超ビッグサイズ)にするかを聞かれたら必ずそれにする
- 全てのメニューを１度は必ず食べる
- メニューにないものを買わない
- アメリカ人の平均歩行距離2500歩以内に抑える
モーガンは以前に禁煙に成功しており
最初の３日は辛いからそこを乗り越えればなんとかなると最初の方で何回か言っています。
２日目に初めてスーパーサイズに挑戦します。はじめは冗談を言っていましたが、あまりの多さに苦しくなり最後は嘔吐してしまいます。このシーンはなかなか衝撃的でした。
しかしモーガンが嘔吐したのはこの時だけで、以後嘔吐することはありませんでした。身体が拒絶反応を起こすいい反応なのですが、それすらなくなり、終いには食べなければ倦怠感や頭痛に襲われるようになってしまいます。うつ状態に襲われることもしばしばありました。
モーガンにはアレクサンドラという彼女がいますが、彼女はモーガンの性欲、精力が減退していることを証言していました。
ベジタリアンシェフのアレクサンドラは、モーガンの実験には賛同していませんでした。野菜にも相当こだわりを持っており、実験終了後のモーガンの解毒メニューを考案しています。
数字上の変化を載せると見る意味がなくなってしまいますので、ここでは記載しません。モーガンの体重や体脂肪率、体内の変化がどうなったかは本編を確認してください。
決して人ごとではない
この映画はマクドナルドを１ヶ月食べ続けたらどうなるか
という実験をしています。
馬鹿げている
現実的ではない
という指摘もあるかと思います。
しかしこれは決して人ごとや笑い事ではありません。
マクドナルドのようなファストフード店にほぼ毎日行く人も多いでしょう。
バーガー類だけではなく、スーパーの総菜やコンビニ弁当、牛丼やラーメンなどもファストフードに該当します。知らず知らずのうちに私たちもほぼ毎日ファストフードを摂取していると考えていいでしょう。
今の時代、ファストフードを完全に排除するのは難しいでしょう。
付き合いで行く、
時間、お金がないから仕方なく
ということもあり得ます。
私も完全に排除することはできていません。友人と行くことだってありますし、牛丼やラーメン、総菜を買うことだって当然あります。
私が考える大事な点は１つあります。それは
食の知識をつけること
もちろん摂取しないことが理想ですが、それが難しい状況であるということを理解したうえで
ファストフードを定期的に食べると、身体にどのような影響が及ぼすのか
そして食べた場合
どのようにして以後の食事を修正していくか
体外に排出するか
これが重要です。
そのためにはやはり知識が必要です。
自分の身体を守れるのは他ならぬ自分です。
この映画を対岸の火事ではなく、自分自身もそうなりうる環境がすでにあるという心構えを持つことが、ジャンクフード、添加物で溢れた現代の食生活を生き抜くための第一歩になるでしょう。
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以前に体内デトックスというものに取り組んでいるので、こちらの記事も参照してください(^^)体内デトックス始めました ～１日目～
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